
3L ってないんですか?
ありますよ(けど、3L3L っていう人には売りたくないのです)
(当農園の)3L を食べてみたいんです、どうすれば食べられますか?
では、地元・下仁田の割烹・旅館『常盤館』に行ってください。
常盤館で、『下仁田葱すき焼き』もしくは『下仁田葱しゃぶしゃぶ』を召し上がってください。
ずっと以前、個人的に交流のある、フードジャーナリスト/食文化研究家/エッセイスト/俳人の向笠千恵子先生が、下仁田の西隣り、佐久市で行われた食と観光のシンポジウムで講演をし、先生の言葉にハッとさせられた。心の奥底に深く深く響いた。
~一番いいものは地元に~
地域の名産品・特産物で一番良いものは東京などの都会に行ってしまうのではなくて、地元にあるべき。一番いいものを地元において、都会から人を呼ぶ。一番いいものは地元に。
以来、自分の作った、一番良い下仁田ねぎは、地元の『常盤館』に納品している。
※自分で自信のもてる品質の良い下仁田ねぎは、サイズ関係ないけれど、下仁田ねぎの本場ならではの、視覚的にわかりやすい太さも、シンプルに大事。
3L=一番おいしいではない。
同じ3Lでも、葉っぱがねじれていたり、白根と葉が長くて巨大な下仁田っぽくない3Lは、上部にスジっぽさが残る場合があるので、それなら高品質の2L、Lサイズを選ぶ。
竹久夢二ゆかりの宿でもある『常盤館』には、冬の間、全国から ”下仁田ねぎ好き” が食べにくる。(大洗の冬の名物、あんこう鍋のように)
12月~2月のシーズン中3回(走り/盛り/名残)、味の変化を楽しみに食べにくる熱烈な下仁田ねぎファンも複数いると聞く。
なので、作るのも納めるのも手抜きができない。
そういう人たちに食べてもらうため、満足してもらうためにも、試行錯誤しながら一心不乱に作っているのです。
画像は、夢二作品で一番有名な「黒船屋」の絵が表紙の、常盤館の次年度カレンダーに当農園の3Lを添えてみた。


美女と野獣のような下仁田ねぎ