本場・下仁田の伝統栽培である夏の植え替えは、最先端の農業とは逆行したような、地味でクラシカルな手作業だから、一人だとそれなりに時間がかかり、なかなかはかどらない。
来る日も来る日も、掘り起こし、選別しては植えなおす、の繰り返し。
高温による体力消耗、蓄積疲労やひどい関節痛はもちろんだが、毎日同じような作業で、正直、飽きるといえば飽きる。
そんな感じなので、たまにちょっと変わった下仁田ねぎが出てくると、思わず手を止める。
冒頭画像は、すこし前に出てきた下仁田ねぎ。
おそらく、毛虫にかじられた後、中の新芽が上に伸びたため、食べ穴がズレた、ということだが、チョコボールまたは丸いガムの類の入れ物(菓子箱)とかライフルの弾詰め穴とか何か似たような物があったが、思いだせない。
ついでに、以前このブログで書いた記事の答え合わせ的なもの。※下記リンク先参照
春の仮植え時、ひっくり返ったようなネギ苗をためしに植えて、夏の植え替え時、掘り起こしたらどうなってるか、棒を刺しておいたヤツの答え。
↑春の仮植え時の葱苗
↓夏の植え替え時
フォークで掘り起こす
ほんのちょっと曲がってはいるが、まともになっていた。合格!
(ヘソだの考え方だのが曲がっている自分も、畑に埋まったら真っすぐまともになるのか・・とちょっと思った)
ということで、捨てることなく定植幅でふたたび植えた。
※たくましいネギ苗とひっくり返ったネギ苗(2025年5月10日)
https://www.shimonitafarm.jp/blog/2025/05/10-08267535/