五月の連休、まわりの他農家の畑は、身内の手伝いが増えて、ネギ植えがにぎやかになり、手が増えるだけであっというまに植え終わったりする。
自分の場合、手は2本、増えることはないから、ひたすら千手観音のごとく手早に植え続けているが、先日、選った苗を手に取り、植えようと思って、「あっ・・」思わず手が止まった。
白根のところを、ネキリ虫にがっつり食われていた。
ことしは、春があっという間に終わって、例年より一か月以上早く新緑になるなど4月から初夏の陽気で、去年にもまして超天候不順、下仁田ねぎ栽培はとっても厳しくなりそう。
そんな厳しい年だから、かじられたらかじり返すくらいの強い葱苗を植えたいけれど、あいにく苗には歯も口もない。
だから、上画像のようなかじられても横っちょから新しい芽が生えてくるたくましい苗があれば、積極的に植えている。
そういえば、先日、根がひっくり返った、まるで私のようにひねくれた苗が出てきた。
苗の曲がりは、植えればまっすぐになるが、これはどうだろう・・・?
試しに植えてみた。(横っちょに棒っきれを刺してわかるようにした)
夏の植え替えのときにどうなっているか、楽しみ!
※冒頭画像は、寝ころんで考え中の下仁田ネギ苗。